私たち岡山赤十字病院の理念は、「信頼され親しまれる病院に」を基本に、「手をつなぐ温もり~地域とともに~」、「愛と心がかよう医療を皆さまに提供します」 というものです。
「信頼され親しまれる病院に」なるためには、「ちゃんと診て、ちゃんと治す」という医療の基本を、優しくわかりやすく患者さんに提供し、治療の難しい病気の場合にもしっかり寄り添うことによって、患者さんの不安を少しでも取り除いてあげることが必要です。さらに私たちは、患者さんたちは「患者である前に生活者である」ということを忘れずに、生活者としての「生活快適性の保証」も一緒に考えていかなければなりません。
診療を受ける人とそのご家族はもちろん、地域の病院や診療所の先生方にも、また当病院すべての職員にも、「信頼、親しみ、優しさ、温かさ、明るさ、安心、育てる心、見守る心」を感じていただける病院が目標です。良い医療人を育てるための、教育、研修もさらに充実させていきます。
私たちは、地域の人たちの健康保持のために、また病み傷ついた人のために貢献する「信頼され親しまれる病院」を目指します。
それは、地域の皆さまにとっても当職員にとっても、母親のような存在としてその中心的役割を担う「母なる病院」、すなわち「マザー・ホスピタル」です。
当院は、2014年春に独立棟の「緩和ケア病棟」を開設し、患者さんとご家族が望む場所で、大切な時間をその人らしく生きることを支えています。
また、2015年春には、別館新病棟「南館」が完工し、「外来化学療法センター」や新型機器による「放射線治療室」さらに「周産期母子医療センター」などを設備し、215床分の病室を本館から移動して個室も増やしました。
このホームページでは、私たち岡山赤十字病院が現在持っている設備、機能、組織、業務内容や、職員の持つ技術、知識、経験などを紹介しています。
当院は、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病、精神疾患(認知症も含む)などの5疾病をはじめ、多くの疾患に対しての急性期医療はもとより、救命救急センターにおける救急医療、赤十字ならではの災害時医療、周産期医療、小児医療、へき地医療支援、そして新たに加わる新興感染症対策などの6事業についても積極的に取り組んでいます。
さらに、地域での医療機能の分担と共同を図るため、地域連携パスの普及やIT化に努め、それぞれの病院やかかりつけ医の先生方との情報共有(KChart(ケイチャート)によるカルテ開示等)を進めてまいります。
私たちは、私たちの持つ最新の医療資源を十分に活かし、赤十字ならではの地域の「マザー・ホスピタル」として、これからも皆さまの医療の充実と健康増進に貢献し、加えて優秀な人材の育成にも努力したいと考えています。